10・ブラック×ダーク

 俺に潜むところなどどこにもない。潜む暗闇すら忘れた。

 ブルーヘブン。

 お前は俺に太陽を照らし、深い影を作ろうとする。偽物の日差しで、在りし日の姿を作り上げる。

 そうして俺を貶めるのか。耐えがたい誘惑をし、誘うのか。

 これからも。この先も。

 絶望的だと、偽物だとわかっているのに俺は。

「・・・・・・北へ来い、か・・・・・・」




          Heaven?


 二人は同時にため息をついた。餌が欲しい犬のように、二人してバーのテーブルにあごを乗せる。一人は大人の男でもう一人はまだ幼く見える少女。一見すると共通点もなければ繋がりもわからない二人組だったが、仕草はまるで一緒だった。その姿を何となく視界に入れていたマスターは微笑ましそうに口元を緩めた。

 しかし二人には青い鳥しか見えていない。消えた今でも目には羽ばたく姿がくっきりと映し出されている。どんな空の色よりも美しい青を含んだ羽が「おいでおいで」といつまでもいつまでも誘っている。

 切なさ故か「いない」という焦燥感故か、タイザーはらしくもなくため息をついて目を瞑った。

「・・・・・・アズオルバの街まではいたよね」
「ああ・・・・・・」

 イツキはいつもとあまり変わらない様子だが、多少は落ち込んでいるように見える。タイザーは頭をごろりと横に向け、イツキを見た。

「ここで途絶えたってことはここにいるはずだよね」
「・・・・・まあな」
「そう言い続けて早幾日だよう・・・・もういないかもー?」
「あのなあ」

 イツキは顔を上げた。その顔は苛立ちで眉間にしわが寄り、そして彼女にあきれていた。

「お前だぞ?ここにいるーここにいるーって言ったのはよお」
「うるさいなー」

 タイザーも顔を上げる。やはり苛立ち、丸い目が半分になってイツキを睨んでいた。

「もーいいじゃん。・・・・マスター、ミルクおかわりー」
「俺も。グラスホッパー」

 マスターは無言で頷くと、手早くシェイカーにクレームドカカオとクレームドメンテそして生クリームを放り込み、これでもかとよくシェイクする。そしてぴかぴかに磨き上げ新しいカクテルグラスに注いでイツキの目の前に出した。ついでタイザーのミルクをチェリーをつけて出す。

「わあい♪」

 嬉しそうに両手を合わせ、まずチェリーを頬張る。不機嫌さも落ち込みも一気に吹っ飛んで行く。イツキはそれを見てやはり「やれやれ」と一人つぶやいた。

「ま・・・・いいけどな」

 アズオルバは豊かな街だった。砂漠化が激しくなってきているとされる近年、寂れた部分が見える街が増えてきた。この町も多少そういう部分があるだろうが、表に見えない。人々が笑いあい、楽しく暮らせ、不自由のないところだ。たとえ荒野に囲まれていても人々は元気だった。人が生き生きとしている、それだけで旅人の心は癒される。

 そしてバーも汚くない。イツキたちのように旅をしているらしき人から、ちょっとリッチに決めた紳士もいる。みなビールを阿呆のように飲み干すのではなく、それぞれ好みのカクテルを味わっている。


♪The kind which snow dropped. it will bud, if spring comes -- ・・・
・・・ ♪Gentle snow It is my kind without killing.


 人の声の届かない静けさの中に、転がるメロディー。一昔前に流行ったジャズ曲だ。

 イツキはこの曲を知っている。甘ったるい声で歌い、切望するような高音を、しがみつくような低音を出す女のジャズ。しかししばらくすると一転して、おどけた調子のピアノが転ぶ。どことなく語りかけてくる笑い声が楽しい気分にさせた。

「・・・・・いっきー?」
「んあ?」

 チェリーをしゃぶりながら肘をつくタイザーはイツキの顔を覗く。

「どうしたの?にやにやしちゃって」
「・・・・笑ってたか?」
「うん」
「・・・笑いたいお年頃」

 けけ、と笑いながらグラスホッパーをちびりちびり飲んだ。口中にとろけそうなほどクリーミーな甘さが広がる。そこにさらに甘い煙草をくわえ、ゆっくり吸った。

「あまーい」
「あまあま」

 二人は甘いミルクと、甘いカクテルと甘い煙草を堪能する。甘い、甘い、ジャズを耳に乗せながら。



「タイザー、そろそろ行くぞ」
「うに〜」
「・・・・・は?」

 いつからそうだっただろうか。タイザーはむにゃむにゃとカウンターにつっぷしている。何だか頬が異様に紅潮し、猫のようにごろごろ頭を転がしている。普段の彼女は確かに幼い行動が多いが、いくらなんでもこれは異様だ。猫にマタタビをあげた状態に似ていて、どうにも嫌な予感がした。

「・・・・・・えっと・・」

 くんくん、とミルクの入ってたグラスを嗅ぐ。

「・・・・・親父、これ、酒だろ」

 マスターは無言で頷く。

「ここはバーですので。ミルクにも一応ブランデーが少し入っております」
「そりゃー結構なことで・・・・・。はあ。・・おい、タイザー!」

 ゆすってもゆすっても「うにー」とか「ほへー」とか、妙にあまったるい声を出して眠る。緩い口元がさらに緩く笑っているから不気味だ。どうやっても起きなさそうだ。

 イツキは軽く舌打ちすると、代金をカウンターに置くと徐に肩を回し、小さな体をテーブルから無理やり引っぺがした。力の入っていない体は重い上にぐにゃぐにゃとあらぬ方向に曲がり、抑えるのが精いっぱいだ。かといって引きずっていくというのも気が引け・・・少々考えた末、イツキはタイザーを背中に乗せた。異様に高い体温が背中にゆっくりと染みてくる。

 幸い、バーに人はあまりいない。こんな情けない姿を大勢に見られないでよかったと違うところは安心していた。それにしてもタイザーは起きず、それどころか無意識にしがみついてきた。

「・・・俺はまだ子守には早い年齢だぞ。・・・・おい、タイザー起きろって!」

 ゆすってみたりはねてみたりしたが、やはり彼女は起きようとしなかった。

「くそ・・・・・」

 しょうがなかった。タイザーはあのミルクを三杯飲んでいる。

 おかしいと思うべきだった。ミルクでどうしてあんなにも早いペースで飲めるのかと思ったのだが・・・アルコールの力が入っていたとは。

「早めに気づくべきだったな・・・・ったく・・・・」

 ずり落ちてくる体をもう一度「よいしょ」と姿勢を直す。微妙に酒臭い吐息がイツキの耳を襲う。思わず身震いし、今日の宿に向かう。これが好みの女だったら・・そう思うと余計に切ない気持になった。

 蹴破るように扉を開け、外に出ると思った以上にしんしんと冷えていた。冷たさを伝えるようにしん、と寝静まっている。起きているのはバーや宿屋ぐらいか。人の気配はまるでしない。暗闇に二人、取り残されたような気がした。とたんに足がふらついた。

 気を確かに保ち、辺りを見回す。本当に健全な街だった。普通だったらろれつの回らない男たちや妙ににやにやしたナイフを持った集団、さらにべろべろに酔った下品な連中がそこら中を徘徊しているというのに、誰もいない。

「う〜・・・・・」

 思い出したようにタイザーが唸った。あまりに突然だったので、イツキの肩は思わず震えてしまった。

「おー、起きたか?」
「ん・・・・・」

 ごそごそと動いてはいるが、反応はまだない。寝ボケているのだろうかとイツキはため息まじりに前を向いた時だった。背中でタイザーが顔を上げたのがわかった。

「・・・・・・さん」
「ん?寝ボケてんのか?」

 よくよく耳を澄ますと、歌だった。突然歌い出すのでまたデザートシーブスかと思ったが、いつもとメロディーが違う、聞いたことのない曲が流れる。ステップを踏みたくなるような楽しいメロディー。

「楽しい夢でも見たのか?」その台詞はすぐにかき消される。
「・・・・さんは殺した・・・・・」
「ちっとも楽しくねな・・・物騒だなあ・・・」


 ♪My mother has killed me,
   My father is eating me,
      My brothers and sisters sit under the table,
                Picking up bury them under the cold marble stones.♪


「お母さんが私を殺した?・・・・お父さんは私を食べている・・・・兄弟、姉妹はテーブルの下冷たい大理石の下 そんな私を埋めるんだ・・・・・?なんだその歌は・・・・本当に物騒だな・・・・おい、タイザー・・・?」

 背中がもぞもぞ動き、かすれた笑い声が砂に混じった。まだ酔っているのかと思ったが、彼女ははっきりと口を開いた。

「そう。お母さんが僕を殺したの・・・・・お父さんも僕を食べるの。・・・・弟は嬉しそうに僕をぺたぺた触って、埋めちゃうの・・・・・」
「起き・・・てるのか?」
「うん」

 滑り落ちるように背中から降りる。足音も立てないほど軽やかに降り立ち、そっと目をこすった。泣いていたのかもしれないが、イツキは何も言わなかった。

「ブルーヘブンに早く会いたいよ・・・・」
「・・・・・ああ」
「でも、会えるのは一人なの?僕といっきー、二人同時に会っちゃいけないのかなあ・・・?」
「さあな」
「・・・・・二人同時でいいなら、いいのに」
「そうだな」

 タイザーが何を夢に見たのか、現実という悪夢を見てしまったのか・・・それはわからない。でも理解はできる。同じブルーヘブンを追う者として。イツキは懐から煙草を取り出し、吸った。

 闇夜に浮かび上がる煙。タイザーはぼーっとそれの行く先を見つめる。途中で掻き消えても、ずっと。

「あ」

 タイザーの丸い目が見る見る、月よりも丸くなる。

「ねずみがにわにとらえろタイザー!ということだから、何かいるよ!!」
「あ、おい!」

 急に走り出したタイザーを急いで追いかける。突発的行動は時計の見えない時限爆弾のようで、止めることはできない。

「いきなりなんなんだ・・・!」

 と、叫んでみるが、わかっている。イツキにはわからないがタイザーにはわかる、「敵」の気配。彼女はすでにルガーP90を取り出して構えている。仕方なくイツキもルガーブラックホーク・・・はおそらく怒られるのでナイフを手に構える。




 民家をかいくぐり、大通りを抜け、裏道に入り、さらに細い道に入る。今まで静かだった道が一気に黄色く荒れ果てた。

「どこまでいくつもりだ!」
「めうしがはたけに、おいだせはやく!ねこがミルクを・・・・・」

 石畳の角を曲がり、ブレることなく二つの銃口を向けた。

「動くな!」

 ちゃき、とフレームが鳴る。軽いプラスチック音だが、次に来る威力はすさまじい。トリガーの音と弾丸はいつだって矛盾している。

 タイザーは眉をひそめた。月夜すら届かぬ暗闇。影すら落ちない。黒い塊は、ヒステリックに叫ぶ声に微塵も動かない。

「・・・・・・・?」

 ようやく追いついたイツキも息を潜め、ゆっくりタイザーの方向を見る。


 何かが、イル。


「・・・・・っ・・・・」

 暗い、塊。

 殺気とは違う、恐怖とも、歓喜とも取れない、異様な空気。わかるのは冷たい鉄の匂いのみ。

 タイザーも硬直した。どうしていいかわからなかった。

 こちらに向いている。それしかわからない。相手の、感情がまるでわからない。

 タイザーは無意識に唾を飲み込んだ。自分が狙っていたものは「コレ」ではない。こんな黒い塊は知らない。狙っていたのはデザートシーブス・・下に転がっている「盗賊だった」ものだ。

 月が揺らめいた。黒い雲が重なる。わずかな光を受けて、黒い塊は踵を返した。


「伏せろ!」


 イツキの叫びに、彼女の体はちゃんと反応した。


 瞬間、銃声が轟いた。


 連続的に、石畳を打ち砕いていく。銃弾の跡は獣が食いついた痕のようにくっきり浮かびあがっていた。そして一歩一歩、確実にタイザーへと進路を狭めている。

「タイザー、下がってろ!」

 イツキのナイフが風を切り、銃口を・・・はずした。軽い金属音と共に、鈍く刃が光った。

「・・・・?!」

 イツキはナイフの行方を捜しながら、目を凝らして塊を見つめる。雲が這いずりながら消え、塊は月明かりに照らされ形を成していく。

 岩のような男だ。無表情・・・いや、顔が「ない」かと錯覚するぐらい「無」。黒いスーツを纏う大きな風貌。どう見ても、イツキの目からは「マフィアのボス」にしか見えなかった。外見だけでなく、威圧してくる空気も。叫びたくなるプレッシャーに歯が鳴りそうだった。

 ナイフは男の手の中だった。刃ごと持っている。濃度の濃い血がぼたぼたと音を立てて流れる。相変わらず表情は見えなかったが、痛みに動じている様子はない。

 そしてもう片方にはサブマシンガン―H&K・MP5。重いはずの銃なのに軽々持ち上げている。

 ナイフが落ち、マシンガンも気だるそうに肩から滑り落ちた。銃口がイツキの目を狙う。

「ま、・・・待て!俺たちはそこに転がっている盗賊をやろうとしただけで、あんたに用事はねえ!」
「・・・・・・」

 男は何も言わず、銃口を下げようとしない。だがすぐに撃つ気配も見せない。生殺しだ。

 張り詰めた緊張。凍りそうなほど、煙すら氷と化してしまいそうなほど、空気は引っ張られる。

 イツキの本能が、そして彼女が言う。


 無駄よ。やらなきゃ、やられるの・・・・。


 だから・・・・


「・・・・・・・・」

 イツキの息が短く、弾丸のように吐き出された。

 懐に手を入れる。ナイフを五本、指に挟む。

 ほぼ同時に蝶のような引き金が軋む。

 構えはほぼ同時だ。後は「放つ」そのタイミング。たった一呼吸で相手の明日が変わる。

「だめ・・・・・」

 タイザーは呆然と見ていた。

「いっきー・・・・・・!」

 呆然とするしかできなかった。気配を消して、そこに座っているしか。
 そうしなければ、きっと「獣」にやられてしまう。
 一人は燃えるような「牙」を持ち、一人は凍えてしまいそうな「爪」を持つ。

「いっきー・・・・・・やだよう・・・!」

 なぜこういう時になって、自分は動けないのか。タイザーは自分の足を呪い、震える体を押さえることもできず、愕然とした。銃から戦う意思が消えていた。

 先手を打ったのはイツキだった。

 歯を食いしばり、ナイフを的確に投げる。男は避けることをしなかった。スーツはかなり深く切り刻まれたが、手に戻ってくる感触はない。
 風が切れる度に、イツキの表情は歪んだ。狙っているはずなのに対象はブレ、かすめる程度だ。手ごたえもなく、まるで虚像と戦っているように錯覚し、体力ばかりが消耗される。

 ナイフのタイミングがずれた瞬間、サブマシンガンが吠えた。連続的にイツキを狙い、弾丸は壁を這う。

 獣は食い合う。あるがままに戦う。

「あ・・・・・・」

 誰の声だったか。場違いな羽音にぽつりと声がこぼれた。

 はたはたと、零れおちる青い光に三人は「それ」を見た。

 たった一瞬だったが、「それ」は彼らの瞳に青く映った。

「ブルーヘブン?!」

 全員の声が合わさった。

「?!」

 驚いて三人は顔を合わせる。

 そこでようやく男はサブマシンガンを下げた。

「どうして知っている・・・・・」

 初めてこぼれる声はとても低かった。獣のような唸り声に聞こえた。しかし、違和感のある畏怖感はもうない。青い鳥が奪い去ってしまったらしい。
 イツキは軽く息を零す。まだ油断はできないが、同じように「それ」に反応したのだ。すぐに殺される心配はおそらくない。確証はないが、青い鳥が語っている。

「俺は・・・・いや、こいつも、俺たちはブルーヘブンの招待を受けた。今、追いかけてる最中さ」
「・・・・・・同志、というわけか」

 サブマシンガンの熱が完全失われた。

「・・・・・そういこった」

 イツキはようやく「イツキ」に戻ることができた。タイザーはほっと胸を撫で下ろして彼の元に駆け寄った。よほど不安だったのか、彼女は何も言わずイツキの服をぎゅっと握りしめた。そんなタイザーの頭をイツキは軽く小突き、懐から煙草を出した。甘い香りがさかむけした神経を癒す。

 男は黒い瞳を二人に向けた。ようやく見えた顔は無骨だったが、思った以上に熱さがない。

「お前たちも天国を目指してるのか・・・」
「ま、そうなるな・・・・・。ただ、「それ」が天国かどうかは知らねえけどな」

 男は無言でイツキを見下ろす。煙草を取り、吸う姿も、じっと。

「・・・・・・天国だ。そうでなければ・・・・意味がない。追いかけている、意味が」
「・・・・・・そうだな・・・・・」

 イツキはうまそうに煙草を吸い、闇夜に吐き出す。

「ここはオナカマ同士、よしとしようじゃねえか。・・・・あんた、名前は?」
「・・・・・・」

 男は一瞬躊躇したが、くちびるまで岩のような重そうな口を開いた。

「・・・・・・マルアス」
「ふうん、マルアスね。俺はイツキ、そしてこいつは・・・・」
「あ〜!!!」

 二人の耳に黄色い声が突き刺した。ぐわんぐわんと脳みそが回る。
 タイザーはこれでもかと大声を上げたかと思うと、一歩飛びのいてマルアスを指差した。

「マルアス!賞金首!」
「・・・・・・・」
「うひっ」

 獣ににらまれ、小動物はイツキの後ろに隠れた。

「へえ。賞金首ね」
「捕まえるか?」
「興味ないね。ブルーヘブン以外」
「そうか」

 マルアスの声が少しだけ、人間味を帯びた。もしかすると悪い人間ではないかもしれないが、タイザーは影から少し身を乗り出してマルアスをにらんだ。彼女にとっては敵らしい。

「いくらブルーヘブンを探してるからって、一緒に行けないからね!」
「・・・・・・つるむのは好きじゃない」マルアスは二人に背を向けた。
「次からは攻撃しない。だが、ブルーヘブンは俺がもらう」
「・・・・・そこまでして「天国」に行きたいのか」
「・・・・・・・無論だ」

 マルアスは闇に消えた。まるで空に溶けるブルーヘブンのように。すっと。

「ふん、だ!ブルーヘブンは僕といっきーのもんだもんね!」
「・・・・・・誰でもいいさ」

 天国が見れるなら。

 天国に近づけるなら。

「しかし、何人招待してるんだろうな?ブルーヘブンのやつ」
「しらな〜い」

 二人も闇に溶ける。

 天国を夢見ながら、天国の夢を見るために。





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