あとがき


だらだらした男が旅するだらだらしたファンタジーっぽい物語を書きたい。

ある日ふと思って書いたのがこの「Heaven?」でした。

元々現代小説をメインにしか活動してなかったのでいきなりファンタジーっぽいのってどうな
んだろうと疑問に思いつつ筆をとったのを覚えています。

 

当初、○○のお題にそって12話ほどで終わる予定でした。

それがイツキが動き出し、9thがちらりと影を見せ、タイザーという天真爛漫な、おそらくハ
ードボイルド気味なこの世界にそぐわないキャラが出てきたことでこの世界はフル回転し始
めました。おそらくタイザーが出てこなかったらこの物語は始まらなかったし終わらなかった
でしょう・・・・。ある意味、ブルーヘブンよりも最も重要なキーパーソンですね。

 

 

 

さてあとがきということで、いろいろ思い出すこと・・・・。

 

 


いろいろありすぎてまとまりませんね・・・・。何度書き直していることか・・・。

 

 

つらつらと語りますが・・・・・

 

 

 

Heaven?のテーマというか貫きたいものは「孤独」の二文字。

人は人がいなくてはどうしようもありません。
正直、私は人といるのが苦手です。人といることで余計に孤独でいるような気がしたからで
す。・・・実際は違ったんですが・・・。ふとある日、一人だと何もできないということ、何か支
えがなくてはどうにもできないことがあるということを知りました。一人でいることなんて無理
なんです。絶対に無理だと思います。そして口では一人とか言っても誰かしら、何かしら絶
対に絶対にいるわけですから・・・・。多分世の中で一番恐ろしいのは孤独じゃないかと思
っています。

孤独の象徴として「ブルーヘブン」が登場するわけです。寂しいからいたい、でも人といると
傷つけたり傷ついたりして怖いという臆病者。本当に臆病ですねえ・・・。動きたくても動け
ない・・・・・そこで考えたのが、なりたいものになるという魔法のランプの精のようなことをす
るわけです。そうすればどんなに傷つき合おうとお互いにその人しかいないわけですがら、
もう孤独を舐めるようなことはなくなるのです。

そこで孤独な人間を「招待」します。

イツキは兄と自分に対する曖昧な気持ちから来る不安の孤独、タイザーは自分を守る者
や愛してくれる者が消えてしまった物質的な孤独、マルアスは妹を亡くした焦燥感からくる
孤独・・・・・。多分他の人も招待したと思うんですけど、途中で脱落したんでしょうね(誰か
得たとかで)最終的に残ったのがこの三人。強い思いを抱える三人にブルーヘブンは搾っ
たんでしょう。

でもイツキは本当に曖昧で、ただ平穏が欲しかった。心の安らぎみたいな、どこかで安心
できる部分が欲しかっただけで孤独ではない。

マルアスは本当に欲しい人はいなくなってしまったが残してくれたもの、守らなくてはいけな
いものがあるから孤独ではない。

ではタイザーは?

10代始めの子というのは多分一番家族の愛に飢えてると思います。そんな枯渇状態から
さらに奪われて・・・・・しかも見捨てるという形である日突然、何の脈絡もなく消えてしまっ
たら?一人で生きていくことを選択するしかなかったら?

多分相当寂しいと思います。相当孤独だと思います。

だからブルーヘブンはタイザーにポイントを当てます。

でもイツキと出会ってしまったことによって、徐々にタイザーは孤独を消していきます。

それに焦るブルーヘブン。

ある意味三角関係?

ブルーヘブンはタイザーの家族になろうとしました。でもタイザーはもう願っていない。

なら、イツキになればいい。イツキになればタイザーはいる。孤独を舐めないで済む・・・と
いう選択をとりました。

 

 

 

 

ラスト、イツキは死なずに済みました。

でもタイザーの孤独な思いは相当強かったようです。

死ぬことは免れても、眠ることを余儀なくされてしまいました・・・・主人公なのに・・・。

それにもう一つ。ブルーヘブンは一人で死にたくないから、イツキの一部を持ち帰った・・・
という解釈も付け加えてよいかと。いや、曖昧で申し訳ないですが・・・・・。

 

 

 

 

こんな終わりにしやがって!

 

 

という方が多いかと思います。

 

 

しかし、それほどタイザーは寂しかったのよとわかって欲しいです。孤独でいることはそれほ
ど強いのよと思って欲しかったです。

 

 

 

 

で、

 

 

 

これからどうなるわけ?とお思いの方も多いと思います。

多分後半あたりからあれーこれってと思った方もそれこそ多いかと思いますが・・・・サイト
にある小説全部読んでいる方ならわかるかと思いますが・・・・。


 

 

 

ブルーヘブンはどういった存在だったのか?なぜあのようなことができるのか?

 

 

孤独の象徴としてだけでなく・・・あのそのあのその・・・・・


 

 

 

 

 

 

 

アマデウスにどうぞ(爆)


 

 

 

 

 

抱き合わせ商法みたいで本当にすいません!!

 

 

 

アマデウスまだ読んでないよ〜という方のために簡単なあらすじを現時点で最新話18話
まで、書いておきます。
こちら

もちろん、読んで欲しいですが・・・・・何だか本当、アマデウスに食い込ませてしまったとい
う抱き合わせ間が・・・・・・やらしいと思うので・・・・・。もちろん劇的にネタバレですよ!!

主人公は打って変わって全く違う人なのでイツキとタイザーが満面に出てくるか、そもそも
登場するのかは未定です(汗)


 

 

 

 

ということで・・・・


 

 

長々ありがとうございます!!

 

 

イツキは眠り、Heaven?としての物語は終わりましたが、まだ旅している二人の番外編みた
いなことはちょこちょこやろうと思っているので、これで終わりと思うなよ〜という三下のよう
なことを叫んで終わりにしたいと思います。

 

 

みなさま、今までHeaven?を読んでくれてどうもありがとうございました!

そしてこれからも!イツキとタイザーの旅は続いていくのでどうぞよろしくお願いします!!

 

 

 

 

2005年10月11日
しっとりとした雨の降る日に